Pauper Challenge優勝記録
2018年3月3日 Pauper コメント (4)前回の記録はこちら。
この時トップ8に残ったことでそれなりに満足したため特段参加するつもりはなかったが、翌日たまたま休みかつ日曜昼間に寝こけてしまったのでついつい参加ボタンをぽちっ。
人数85人、多いよ!
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2018-02-26
https://www.mtggoldfish.com/tournament/pauper-challenge-11192652#online
入賞リストはこちら。金魚によれば6-0表記だが、前回と同じくスイスでは6-1である。この回に限らず、最近のPauper Challengeの6-0表記はほぼ6-1なのだと思われる。7-0のデッキがあればちゃんと7-0って書いてるし。5-1は5-2、4-2は4-3と読み替えた方が恐らく実際の結果に近いのではないだろうか。
結果はタイトル通り、望外の優勝という幸運に恵まれた。リプレイを見返すとちらほらミスプレイがあったので「これが今の俺の全力だ!」という達成感は正直ないが。もっと練習が要る。ただし相手より相対的に上手くプレイした回はそれなりに多かったとは思うことと、デッキリストは1年弱使った上での集大成なのでその点の満足感はある。
R1:エルフ
https://www.mtggoldfish.com/deck/961754#online
G1:こちら先手ながら相手が超ドブン。
G2:ダメな所に単体除去を当て続けて、ドローはカンスペで弾いて勝ち。
G3:相手が《散弾の射手/Scattershot Archer》や《蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor》を基準にキープしたようで速度が遅く、《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》を1体焼いて《暴走の先導/Lead the Stampede》に対抗呪文を当てた後は大した動きがない。並ぶのを待ち、《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》で一掃して勝ち。
R2:エルフ
https://www.mtggoldfish.com/deck/961746#online
G1:先手2Tに《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》が出てきてこれはもう負けですねとげんなり。しかし相手のそこから先の引きはそう芳しくなく、ドローをカンスペで弾けたのもあり微かな勝機を掴めた。
対戦直後は上手くやれたと悦に浸っていたが、リプレイを見返すとガバプレイも混じっていてう、うーん?と微妙な表情に。攻勢に転じるタイミングの見極めは上手く行ったとは思う。
G2:《電謀/Electrickery》で2体流して、後は余裕を持って進めてカンスペを構えつつ《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》、そこから忍者で圧倒して勝ち。
R3:ボロス(準優勝の人)
https://www.mtggoldfish.com/deck/961734#online
G1ボロス相手の一番きついパターン、先手を取られて《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》を連打されて:《金切るときの声/Battle Screech》が通る、で圧敗。
*ごめんここ嘘だった、リプレイ見返したらときの声撃たれてないので記憶が混ざっていたっぽい。こんなん勝てねぇよってブンブンだったのは確かだけど。
G2:火力の当て方を間違えたのと、土地を6枚位引いてる間に2/2や2/3飛行がずらずらずら。
R4:ボロス
G1:相手の土地が(RW)+Wだった所でRWをタップして2マナファクトを出してきた所をありがたくスプライトでキャッチする。その後ときの声にカンスペを当てられたので勝ち。
G2:アーティファクトを引かなかったようで大量6枚の手札を抱えたまま相手が身動き取れない状態に。多分《虹色の断片/Prismatic Strands》がいっぱい。こちらは土地がやや詰まり気味だったものの《水流破/Hydroblast》のお陰でどうにか回り、相手が手札を上手く消化できない間に盤面の優位を作って勝ち。完全にボードで勝っている状況での《虹色の断片/Prismatic Strands》は単なるフォグなので全く怖くない。
R5:青赤氷雪
ドレイクが入ってた。
G1:後手マリガンスタートで相手が7枚スタート。この時点で結構厳しい。今見返すと攻勢に出るタイミングにミスがあったようにも思う。最後にデルバー→カンスペ→ライフ3を削りきる稲妻、と大変綺麗な順番で相手のトップからスペルが降ってきたのもあり負け。
G2:先手ながら赤マナが出ない色事故の状態。ここで実質終わりかと覚悟したが、相手がお手伝いプレイをしまくってくれて拾えた。この人ならもしかしてこれに《紅蓮破/Pyroblast》当ててくれないかなとダメ元で苦し紛れ風に《噴出/Gush》を使ったら本当に使ってくれて、
手札の《対抗呪文/Counterspell》のバックアップで《渦まく知識/Brainstorm》を通して赤マナに辿り着いて勝ち。
G3:初手の中に山と《紅蓮破/Pyroblast》。相手の2T《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》を弾き、ドローを打てず土地が2枚で止まった相手を尻目にキャントリップ連打で4マナ、スプライト2枚、忍者の組み合わせに辿り着いて勝ち。
R6:青単デルバー
https://www.mtggoldfish.com/deck/961747#online
G1:相手のデルバーを即焼きしてこちらのデルバーが殴り続けて勝ち。メインのゴーレムを犠牲にして他のスロットを作っているようなので、受けに回った時脆い形だったのが相手に災いしたと言える。
G2:相手が暫く落ちていた。その間に急いで朝食(この辺で朝8時)を取った。ゲーム的には相手先手2T忍者からの速攻をどうにか凌いでライフ1で食い止められる!と思ったがトップ《対抗呪文/Counterspell》に阻まれる。
G3:相手ターン中にカウンター合戦が発生、相手のスプライト連打で負ける最悪の状況に陥る。しかし相手のマナが起きる前の自ターン中に虎の子の火力を2枚、相手の使用済みの《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》を焼くために使う判断が功を奏し、(翌ターン忍者トップデッキで悪党が忍者になった。スプライトを焼いていなければ当然スプライトが戻っていたのでほぼ負け)そこからの攻撃をギリギリライフ1で食い止めてボードの完全優位を確立。相手の時間切れが近かったので安全優先で少数だけで数ターン殴り、ライフを削りきる前に時間切れで勝ち。
見返すとこの時の選択が良かったから勝ったってことでいい気はする。《電謀/Electrickery》を引ければG2もG3ももっと楽だったんだけれども。2回もライフ1で!とか言ってるけど青単相手の1は《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》でも《はらわた撃ち/Gut Shot》でも死ぬラインなので、別にライフは1点あればいい~系の思想ではない。
R7:青単デルバー
https://www.mtggoldfish.com/deck/961758#online
G1:こちら先手。デルバーの鏡撃ちから始まり、相手がアップキープに《渦まく知識/Brainstorm》で反転して《思案/Ponder》を公開。そして土地を出せない。次ターンの《思案/Ponder》を《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》でキャッチして土地2枚目を出すのが更に1ターン遅れた分で勝ち。メインまで待てば1枚掘れる枚数多くて島に辿り着いてたのに勿体無いねという話に。その結果論を抜きにしても、青赤相手にはさっと焼かれてしまうデルバーを敢えて即変身させる意味は然程ない。
G2:デルバーがブロッカーとして大活躍。《はらわた撃ち/Gut Shot》を忍者をブロック後の《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》に打たれるというやり取りを3回やったこともあり、アドバンテージはこちらが得つつ、相手のライフは勝手に削れていく。その後こちらはデルバーに嵐縛り2、相手はゴーレム2にデルバーに嵐縛りにフェアリーいっぱい、という形でお互い攻撃を通せない膠着状態に入った。完全に動けなくなる前に強引に嵐縛りで突撃してライフを削っておいたので、ゆったり構えてカウンターを引き込んだ上で稲妻をポイッ。
以上、6-1でトップ8のシングルエリミネーション進出。基本的に6-1まではほぼ確定で、5-2の場合オポ最上位か2番ならというラインのようだ。
準々決勝:ボロス
https://www.mtggoldfish.com/deck/961739#online
G1:ボロス相手の一番きついパターン、先手を取られて《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》を出されて《金切るときの声/Battle Screech》が通る、で圧敗。文章をほぼ使いまわしたが実際これが一番きついパターンなので仕方なし。
G2:嵐縛りを巡るカウンター合戦に敗北してもうダメだぁ……と絶望しかけるが、そこで出てきたのが《道の探求者/Seeker of the Way》。白統治者なら完全敗北していたがこれならまだなんとか。とは言うもののドローが思わしくなく、最終手段としてカウンターを2枚構えた上で忍者を素出し。嵐縛りのカウンター合戦の際に相手のハンドの火力が消耗していたこともあり、これが生き残って攻撃を通し続けて勝ち。
G3:《紅蓮破/Pyroblast》を避けつつ占い師と嵐縛りを通してアド差で優位に立って忍者まで繋げて勝ち。
MOでは滅多に見ることのない"gg, gl next"というチャットを送ってくれるナイスガイだった。
準決勝:青黒コン
https://www.mtggoldfish.com/deck/961736#online
平均的リストとはかなり変わった構築であるのが分かると思う。《はね返り/Recoil》3枚、《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》1枚、そしてメインの《払拭/Dispel》2枚。《払拭/Dispel》は実際計算が狂ったので非常に強かった。他2種類は見てないが、ここまで来れたのならば効果的だったのだろう。Recoilが一気に値上がりしてて笑う。
G1:いい感じに占い師が繋がったこともあり、残り1マナでのアンコウに対しての《対抗呪文/Counterspell》を《払拭/Dispel》で消されるサプライズもあったが勝利。
G2:相手は占い師スカ、こちらは《噴出/Gush》を打ったら手札に土地が6枚(場には3枚)となる盛大なマナフラッドでお互い息切れ。次のターンに土地を引かれて《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》のFBで忍者が殺されてもダメ、もちろんブロッカーや除去でもダメ、もう駄目だぁ、という局面で忍者で引き込んだ《渦まく知識/Brainstorm》はレガシーを青く染めるに相応しいカードパワーを発揮して勝ち。
決勝:ボロス
R3の相手へのリベンジなるかという所。
G1:相手が3マナでストップ。その間に悪党を引いたことで手札のスプライト2枚が俄然使いやすくなる。ただし、キャントリップアーティファクトを打ち消して遅らせてはいるものの、こちらは盛大にマナフラッドしていて決め手を欠く間に土地に辿り着かれてしまう。その後はお互いグダグダやっていたが、占い師でライブラリを掘ったお陰で忍者に辿りつき、アドバンテージを活かして勝ち。
G2:相手がアーティファクトを引かなかった&赤マナがタップインだらけだったので、《紅蓮破/Pyroblast》が来ない内に殺意の嵐縛り連打。片方が残った所に相手がダメ元で《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》を出してきたので、ありがたく統治者は貰いつつ《雪崩し/Skred》でそれ自体は除去。土地を戻しつつの飛行連打も両方処理、で勝ち。
リストを見るに《錬金術師の薬瓶/Alchemist’s Vial》を1枚減らしてその分を《虹色の断片/Prismatic Strands》や電謀に充てている、安定性をやや犠牲にしてエルフへのガードを上げた形のリストのようなので、その悪い所がよりによって決勝で出てしまったのが彼の不運だろう。R3と逆でなくてよかった。
そんなこんなで優勝賞品の500 Play Points, 100 Treasure Chests, and 1 non-foil set of the most recent Standard-legal setをゲット。チケ換算で350チケ相当。ちなみに準優勝だと240チケ。
大会の所要時間は7時間半。スイスドローだけなら5時間半。長いのも辛いが時間帯が辛すぎる。Wotcの本社がある西海岸時間を基準として考えるのは仕方ないが、「Challenge面白かったよ、日本人プレイヤーにも興味持ってる人沢山居るし、第何週は何時開催、翌週はその6時間後とかっていった風にして地球上の様々な地域から参加できるようにするわけにはいかないのか、もちろんプレイヤー数に応じての重み付けはしてくれて結構」と前回の参加後に意見投書した所、「意見ありがとう!開発部に伝えておくね」と返信が帰って来たものの、その後「あの件はどうなったの」というメールを送っても返信がないので残念ながら時間帯が変更される見込みはないだろう。悲しい。むしろ午前2時(当時)から午前3時になって悪化してるし。どの道日本からはよほどの気合を入れないと参加できないという点では差がないとも言えるが。
優勝で満足したし、大会自体にも、その後睡眠を立て直すことにも大変疲れたので次回参加は当分先にたまたま都合が合って気が向けばという所。
終わりに謝辞を。
数々のプレイミスをしながらも決勝まで連れて行ってくれたデッキである青赤氷雪デルバーについてまず3人、デッキの基礎を構築したkungfutressさん、そして調整の過程で大変参考になった、ichusukaさん、夏目さんに感謝します。
また、Pauperについての記事がある数々の個人ブログの著者の方々にも感謝致します。とりわけシミてくさん、すずくまさん、surucucuさんのお三方のブログはPauperを始めた頃に熱心に読み、大変勉強になりました。
本ブログの記事は読み手として想定しているのが僕自身になっているため、説明不足の雑文が多いかと思いますが、そんなものでも読んでくださる方、参考になったと仰ってくださる方にもとてもありがたく思っています。
今後ともよろしくお願いします。
Pauper Challenge参加記録
http://85160.diarynote.jp/201710250129426824/
この時トップ8に残ったことでそれなりに満足したため特段参加するつもりはなかったが、翌日たまたま休みかつ日曜昼間に寝こけてしまったのでついつい参加ボタンをぽちっ。
人数85人、多いよ!
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2018-02-26
https://www.mtggoldfish.com/tournament/pauper-challenge-11192652#online
入賞リストはこちら。金魚によれば6-0表記だが、前回と同じくスイスでは6-1である。この回に限らず、最近のPauper Challengeの6-0表記はほぼ6-1なのだと思われる。7-0のデッキがあればちゃんと7-0って書いてるし。5-1は5-2、4-2は4-3と読み替えた方が恐らく実際の結果に近いのではないだろうか。
結果はタイトル通り、望外の優勝という幸運に恵まれた。リプレイを見返すとちらほらミスプレイがあったので「これが今の俺の全力だ!」という達成感は正直ないが。もっと練習が要る。ただし相手より相対的に上手くプレイした回はそれなりに多かったとは思うことと、デッキリストは1年弱使った上での集大成なのでその点の満足感はある。
R1:エルフ
https://www.mtggoldfish.com/deck/961754#online
G1:こちら先手ながら相手が超ドブン。
G2:ダメな所に単体除去を当て続けて、ドローはカンスペで弾いて勝ち。
G3:相手が《散弾の射手/Scattershot Archer》や《蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor》を基準にキープしたようで速度が遅く、《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》を1体焼いて《暴走の先導/Lead the Stampede》に対抗呪文を当てた後は大した動きがない。並ぶのを待ち、《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》で一掃して勝ち。
R2:エルフ
https://www.mtggoldfish.com/deck/961746#online
G1:先手2Tに《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》が出てきてこれはもう負けですねとげんなり。しかし相手のそこから先の引きはそう芳しくなく、ドローをカンスペで弾けたのもあり微かな勝機を掴めた。
対戦直後は上手くやれたと悦に浸っていたが、リプレイを見返すとガバプレイも混じっていてう、うーん?と微妙な表情に。攻勢に転じるタイミングの見極めは上手く行ったとは思う。
G2:《電謀/Electrickery》で2体流して、後は余裕を持って進めてカンスペを構えつつ《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》、そこから忍者で圧倒して勝ち。
R3:ボロス(準優勝の人)
https://www.mtggoldfish.com/deck/961734#online
G1ボロス相手の一番きついパターン、先手を取られて《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》を連打されて:
*ごめんここ嘘だった、リプレイ見返したらときの声撃たれてないので記憶が混ざっていたっぽい。こんなん勝てねぇよってブンブンだったのは確かだけど。
G2:火力の当て方を間違えたのと、土地を6枚位引いてる間に2/2や2/3飛行がずらずらずら。
R4:ボロス
G1:相手の土地が(RW)+Wだった所でRWをタップして2マナファクトを出してきた所をありがたくスプライトでキャッチする。その後ときの声にカンスペを当てられたので勝ち。
G2:アーティファクトを引かなかったようで大量6枚の手札を抱えたまま相手が身動き取れない状態に。多分《虹色の断片/Prismatic Strands》がいっぱい。こちらは土地がやや詰まり気味だったものの《水流破/Hydroblast》のお陰でどうにか回り、相手が手札を上手く消化できない間に盤面の優位を作って勝ち。完全にボードで勝っている状況での《虹色の断片/Prismatic Strands》は単なるフォグなので全く怖くない。
R5:青赤氷雪
ドレイクが入ってた。
G1:後手マリガンスタートで相手が7枚スタート。この時点で結構厳しい。今見返すと攻勢に出るタイミングにミスがあったようにも思う。最後にデルバー→カンスペ→ライフ3を削りきる稲妻、と大変綺麗な順番で相手のトップからスペルが降ってきたのもあり負け。
G2:先手ながら赤マナが出ない色事故の状態。ここで実質終わりかと覚悟したが、相手がお手伝いプレイをしまくってくれて拾えた。この人ならもしかしてこれに《紅蓮破/Pyroblast》当ててくれないかなとダメ元で苦し紛れ風に《噴出/Gush》を使ったら本当に使ってくれて、
手札の《対抗呪文/Counterspell》のバックアップで《渦まく知識/Brainstorm》を通して赤マナに辿り着いて勝ち。
G3:初手の中に山と《紅蓮破/Pyroblast》。相手の2T《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》を弾き、ドローを打てず土地が2枚で止まった相手を尻目にキャントリップ連打で4マナ、スプライト2枚、忍者の組み合わせに辿り着いて勝ち。
R6:青単デルバー
https://www.mtggoldfish.com/deck/961747#online
G1:相手のデルバーを即焼きしてこちらのデルバーが殴り続けて勝ち。メインのゴーレムを犠牲にして他のスロットを作っているようなので、受けに回った時脆い形だったのが相手に災いしたと言える。
G2:相手が暫く落ちていた。その間に急いで朝食(この辺で朝8時)を取った。ゲーム的には相手先手2T忍者からの速攻をどうにか凌いでライフ1で食い止められる!と思ったがトップ《対抗呪文/Counterspell》に阻まれる。
G3:相手ターン中にカウンター合戦が発生、相手のスプライト連打で負ける最悪の状況に陥る。しかし相手のマナが起きる前の自ターン中に虎の子の火力を2枚、相手の使用済みの《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》を焼くために使う判断が功を奏し、(翌ターン忍者トップデッキで悪党が忍者になった。スプライトを焼いていなければ当然スプライトが戻っていたのでほぼ負け)そこからの攻撃をギリギリライフ1で食い止めてボードの完全優位を確立。相手の時間切れが近かったので安全優先で少数だけで数ターン殴り、ライフを削りきる前に時間切れで勝ち。
見返すとこの時の選択が良かったから勝ったってことでいい気はする。《電謀/Electrickery》を引ければG2もG3ももっと楽だったんだけれども。2回もライフ1で!とか言ってるけど青単相手の1は《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》でも《はらわた撃ち/Gut Shot》でも死ぬラインなので、別にライフは1点あればいい~系の思想ではない。
R7:青単デルバー
https://www.mtggoldfish.com/deck/961758#online
G1:こちら先手。デルバーの鏡撃ちから始まり、相手がアップキープに《渦まく知識/Brainstorm》で反転して《思案/Ponder》を公開。そして土地を出せない。次ターンの《思案/Ponder》を《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》でキャッチして土地2枚目を出すのが更に1ターン遅れた分で勝ち。メインまで待てば1枚掘れる枚数多くて島に辿り着いてたのに勿体無いねという話に。その結果論を抜きにしても、青赤相手にはさっと焼かれてしまうデルバーを敢えて即変身させる意味は然程ない。
G2:デルバーがブロッカーとして大活躍。《はらわた撃ち/Gut Shot》を忍者をブロック後の《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》に打たれるというやり取りを3回やったこともあり、アドバンテージはこちらが得つつ、相手のライフは勝手に削れていく。その後こちらはデルバーに嵐縛り2、相手はゴーレム2にデルバーに嵐縛りにフェアリーいっぱい、という形でお互い攻撃を通せない膠着状態に入った。完全に動けなくなる前に強引に嵐縛りで突撃してライフを削っておいたので、ゆったり構えてカウンターを引き込んだ上で稲妻をポイッ。
以上、6-1でトップ8のシングルエリミネーション進出。基本的に6-1まではほぼ確定で、5-2の場合オポ最上位か2番ならというラインのようだ。
準々決勝:ボロス
https://www.mtggoldfish.com/deck/961739#online
G1:ボロス相手の一番きついパターン、先手を取られて《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》を出されて《金切るときの声/Battle Screech》が通る、で圧敗。文章をほぼ使いまわしたが実際これが一番きついパターンなので仕方なし。
G2:嵐縛りを巡るカウンター合戦に敗北してもうダメだぁ……と絶望しかけるが、そこで出てきたのが《道の探求者/Seeker of the Way》。白統治者なら完全敗北していたがこれならまだなんとか。とは言うもののドローが思わしくなく、最終手段としてカウンターを2枚構えた上で忍者を素出し。嵐縛りのカウンター合戦の際に相手のハンドの火力が消耗していたこともあり、これが生き残って攻撃を通し続けて勝ち。
G3:《紅蓮破/Pyroblast》を避けつつ占い師と嵐縛りを通してアド差で優位に立って忍者まで繋げて勝ち。
MOでは滅多に見ることのない"gg, gl next"というチャットを送ってくれるナイスガイだった。
準決勝:青黒コン
https://www.mtggoldfish.com/deck/961736#online
平均的リストとはかなり変わった構築であるのが分かると思う。《はね返り/Recoil》3枚、《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》1枚、そしてメインの《払拭/Dispel》2枚。《払拭/Dispel》は実際計算が狂ったので非常に強かった。他2種類は見てないが、ここまで来れたのならば効果的だったのだろう。Recoilが一気に値上がりしてて笑う。
G1:いい感じに占い師が繋がったこともあり、残り1マナでのアンコウに対しての《対抗呪文/Counterspell》を《払拭/Dispel》で消されるサプライズもあったが勝利。
G2:相手は占い師スカ、こちらは《噴出/Gush》を打ったら手札に土地が6枚(場には3枚)となる盛大なマナフラッドでお互い息切れ。次のターンに土地を引かれて《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》のFBで忍者が殺されてもダメ、もちろんブロッカーや除去でもダメ、もう駄目だぁ、という局面で忍者で引き込んだ《渦まく知識/Brainstorm》はレガシーを青く染めるに相応しいカードパワーを発揮して勝ち。
決勝:ボロス
R3の相手へのリベンジなるかという所。
G1:相手が3マナでストップ。その間に悪党を引いたことで手札のスプライト2枚が俄然使いやすくなる。ただし、キャントリップアーティファクトを打ち消して遅らせてはいるものの、こちらは盛大にマナフラッドしていて決め手を欠く間に土地に辿り着かれてしまう。その後はお互いグダグダやっていたが、占い師でライブラリを掘ったお陰で忍者に辿りつき、アドバンテージを活かして勝ち。
G2:相手がアーティファクトを引かなかった&赤マナがタップインだらけだったので、《紅蓮破/Pyroblast》が来ない内に殺意の嵐縛り連打。片方が残った所に相手がダメ元で《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》を出してきたので、ありがたく統治者は貰いつつ《雪崩し/Skred》でそれ自体は除去。土地を戻しつつの飛行連打も両方処理、で勝ち。
リストを見るに《錬金術師の薬瓶/Alchemist’s Vial》を1枚減らしてその分を《虹色の断片/Prismatic Strands》や電謀に充てている、安定性をやや犠牲にしてエルフへのガードを上げた形のリストのようなので、その悪い所がよりによって決勝で出てしまったのが彼の不運だろう。R3と逆でなくてよかった。
そんなこんなで優勝賞品の500 Play Points, 100 Treasure Chests, and 1 non-foil set of the most recent Standard-legal setをゲット。チケ換算で350チケ相当。ちなみに準優勝だと240チケ。
大会の所要時間は7時間半。スイスドローだけなら5時間半。長いのも辛いが時間帯が辛すぎる。Wotcの本社がある西海岸時間を基準として考えるのは仕方ないが、「Challenge面白かったよ、日本人プレイヤーにも興味持ってる人沢山居るし、第何週は何時開催、翌週はその6時間後とかっていった風にして地球上の様々な地域から参加できるようにするわけにはいかないのか、もちろんプレイヤー数に応じての重み付けはしてくれて結構」と前回の参加後に意見投書した所、「意見ありがとう!開発部に伝えておくね」と返信が帰って来たものの、その後「あの件はどうなったの」というメールを送っても返信がないので残念ながら時間帯が変更される見込みはないだろう。悲しい。むしろ午前2時(当時)から午前3時になって悪化してるし。どの道日本からはよほどの気合を入れないと参加できないという点では差がないとも言えるが。
優勝で満足したし、大会自体にも、その後睡眠を立て直すことにも大変疲れたので次回参加は当分先にたまたま都合が合って気が向けばという所。
終わりに謝辞を。
数々のプレイミスをしながらも決勝まで連れて行ってくれたデッキである青赤氷雪デルバーについてまず3人、デッキの基礎を構築したkungfutressさん、そして調整の過程で大変参考になった、ichusukaさん、夏目さんに感謝します。
また、Pauperについての記事がある数々の個人ブログの著者の方々にも感謝致します。とりわけシミてくさん、すずくまさん、surucucuさんのお三方のブログはPauperを始めた頃に熱心に読み、大変勉強になりました。
本ブログの記事は読み手として想定しているのが僕自身になっているため、説明不足の雑文が多いかと思いますが、そんなものでも読んでくださる方、参考になったと仰ってくださる方にもとてもありがたく思っています。
今後ともよろしくお願いします。