対戦数が少ないのであまりアテにはならないが、一応サンプルとしてデータを。

メインが先手4-2, 後手4-2の8-4。サイド後が先手4-5, 後手4-6の8-11。
マッチ全体としては6-6の五分。

ただし詳細は後述*するが不利なデッキと考えていい。

メイン勝率は見た通り悪くない。ムラーサトロンと異なり、相手は《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》によるクリーチャー使い回し戦略への依存度が高い=除去が必ずしも無駄牌とはならないことが理由の2割位を占めると思われる。残り8割はデルバーが除去されないこと。

さて、完全な無駄カードではないにせよ、引いてそこまで嬉しくはない除去が減ってカウンターである《紅蓮破/Pyroblast》が入った、よしサイド後はこちらのものだ、と行きたいがそうはならない。

このマッチのサイド後を難しくするのが、即死カードである《青の防御円/Circle of Protection: Blue》だ。

これが出た瞬間勝ち目は非常に薄くなるので、それより前に勝つために強引にでも展開せざるを得ず、結果、序盤数ターン全力でクロック展開する青赤側VS全力でマナブーストするディンローヴァ側、みたいな展開になる。そして結構負ける。

だからといって展開を控えてマナを残したらそれはそれでライフを詰められずにいずれ防御円が出るなり、大量マナを背景にしたアドバンテージで圧死させられるのを待つだけ。上手いことデルバーがさっさとひっくり返れば構えつつ削ることもできるが。《渦まく知識/Brainstorm》が初手付近にデルバーとセットであれば迷わずひっくり返すために使うべき。


基本的なサイドボード:

-1 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
-2 《稲妻/Lightning Bolt》
+3 《紅蓮破/Pyroblast》

相手は基本的にクリーチャーを除去して来ないので、クロックとしては相当遅い上、デッキ内にクリーチャーが多いままでヒット率が良くはないボーラスの占い師は減らして良い。まぁ忍者の変身元としては優秀なので完全に抜いてしまう必要もないけれど。

また、経験上、
・《青の防御円/Circle of Protection: Blue》を出されたが忍者を駆使する等でどうにかライフを詰めて稲妻でフィニッシュ

・稲妻を雪崩しより優先したせいでタフ4勢を除去できず制圧されて負ける

この2つを比較すると後者の方が発生率が高い印象なので《雪崩し/Skred》を優先して残している。《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》の存在もあり、青円下でライフを稲妻圏内に落とすのはかなり困難だ。

*冒頭に挙げたデータの中には、サイドに対ディンローヴァ専用カードを採り、それが活躍して青円を貼られた上でも勝ったマッチが含まれている。

https://www.mtggoldfish.com/deck/803589#paper

そのマッチでは2-0で勝ったので、これが不採用の場合の仮定では勝敗は5.5-6.5となる。
mw

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