青赤デルバー(レガシー) 断念記その1
2018年6月15日 Legacyサンプルリスト:(見かける様々な要素の詰め合わせ的なリストがこれ)
https://www.mtggoldfish.com/deck/899083#online
とりあえず使い始める前に、僕がこのデッキの構造上の利点だと思ったものは以下。
ポイントA:
2色に絞っているので基本土地を採用できる。従って《不毛の大地/Wasteland》に代表される土地嵌めに強い。
ポイントB:
デッキの構成的必然として、単体火力を多く採用している。つまり除去が多い。これにより、軽量クリーチャーを確実に除去できる。
ポイントC:
《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》により、デルバーデッキとしては珍しくアドバンテージを能動的に取れる。
ポイントD:
特殊地形対策が、《発展の代価/Price of Progress》で一撃!なので、1枚ずつ不毛の大地で止めるよりも効果が高い相手が存在するはず。
で、実際試してみるとどうだったかというと。
ポイントA’:
基本土地を採用しているので、デス&タックスや、土地単からのほぼロックと言えるレベルの土地嵌めは喰らいづらくなっている。BtBは問題ないし、月も島フェッチさえできていれば無視できる。
しかし、基本土地を採用しているが故に、島+ボルカや山+ボルカのような土地の並び方になってしまうことがしばしばあり、ボルカを1枚(2枚)割られただけで一瞬で色事故して敗北するケースが無視できないレベルで存在した。
特にデッキが停止する山+ボルカからボルカ破壊のパターン。それを回避するために土地を多く置かざるを得ず、不毛されなかった際はマナフラッド気味になる。
また、初手の土地が山だけの場合ほぼマリガン、島だけならとりあえず始めるが動くのは難しい、等不毛されなくても基本土地が原因となる色事故を起こしがちなので、土地の総数を絞りたくない。しかしそれは後半のマナフラ率と引き換えであって……とループする。
土地が多いデッキ(4C、BUGコン)で1枚ずつ基本土地が入っている例とはわけが違った。
青赤2色で基本土地をしっかり取るならば、
https://www.mtggoldfish.com/archetype/legacy-ur-49913#online
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を取り、重めに寄せた構築の方がデッキの矛盾が発生しづらいので良いのではないかなと感じた。まぁ、それはそれとしてこのデッキが良いデッキに見えるかというと首をかしげるのではあるが。なんでDaze残ってんの?Dazeと噛み合う感じのカードがデルバー4枚しか残ってないけれど。瞬唱入れるならなおのことDazeはNGで、《呪文貫き/Spell Pierce》や《狼狽の嵐/Flusterstorm》あたりを入れるべきでは。
青赤デルバーのマナベースの矛盾の問題を解決しようとしている意欲作はこれ。
https://www.mtggoldfish.com/deck/984710#online
島1山1ボルカ4、フェッチは山系も混ぜてあるのが特徴。
実際に青赤デルバーを使ってみて基本土地の弱さをしみじみ感じるまでは、1枚ずつではリシャポに耐性が無い&基本土地だけだとデッキの主砲、《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》が出ないのが気になる微妙なマナベースだと思っていたが、僕が気になった問題点を解決するアプローチだったのだろう。
デッキ構成の他の部分も結構好みなので、別の項目でまた細かく触れる予定。
ポイントB’:
蔓延する《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》や、《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》、言わずもがなの《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》、
さらには白系が使う《ルーンの母/Mother of Runes》や《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》等、即座に除去しないと負けに直結する軽量クリーチャーは環境に多い。
それらへの対処の確実性が増す単体除去多めの構成は魅力的に見えた。
実際はどうだったかというと、まず、デルバーと死儀礼を確実に焼けるのでグリデルには「それなりに」有利がついていたと思う。「それなりに」なのは、《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》が高速で出てくると対処が困難で一瞬で敗北することがしばしば、カラーパターン的に《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》はカウンター以外にどうやっても対処できないなど、簡単に負けるパターンもあるのであくまでそれなりに程度。
アンコウの方は、火力2連打で焼いてアドバンテージを《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》で補充というパターンがあるのでまだマシではある。ただ、基本土地できちんとマナが伸ばせる分、相手のソフトカウンターで対処されづらいのもあり、何度も言うが「それなりに」程度ではあれ、感触は悪くなかった。
一方、レオヴォルド系(4C, BUG)は、蓋を開けてみるとかなり厳しいゲームを強いられることになった。
やってみる前は、こんなデュアラン大量に並べないといけないデッキなら死儀礼焼いてちょっと削って《発展の代価/Price of Progress》で一撃だろ~~と思っていたが、やってみると綺麗に《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》で手札を刈り取られた後に悠々と出てくるレオヴォルドにより蓋をされて為す術なく敗北。
また、《悪意の大梟/Baleful Strix》が(最初は《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage》を採用していたのもあり)こちらの全てのクリーチャーに対して有効だったのも非常に厳しい。わずか2マナで雑に出すだけでニコイチを取られるようではゲームにならない。《粉々/Smash to Smithereens》を1枚サイドインするようにしたが、ドミナリア発売に伴うルール変更で「ジェイスについでに3点」ができなくなったのでこれも微妙に。
総じて、デルバーデッキなのに不毛を採用していないことの弱さが如実に出てしまったように思う。《目くらまし/Daze》がほぼ使えないレベルのカードと化すのが早すぎる。しかしスローゲームをやりだすと当然相手の方が圧倒的にアドバンテージ面では強いので、どうにもならない。
ハンデスからの消耗戦を戦うためのこちらの主砲、《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》はドロー能力をレオヴォルドに完封されてしまうだとか、《青霊破/Blue Elemental Blast》系が1枚採用されている+《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》でそれを使いまわしてくるだとかで、勝ちパターンに持ち込むのが難しかった。
BUG相手には、むしろ相手がたまたま不毛2枚を引いた時にポロッと色事故させられて負けることもある始末で「無理だわこれ」という感想になった。《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》がない分まだトップ勝負時になんとかなる気はするが、しかしこちらはその分序盤に撃たれるともっときつい《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》が多いわけで。
デス&タックス戦についてはそれなりに目論見通りに戦えたように思う。
しかし、クリーチャーサイズとカラーパターンの問題で、相手が雑に引いてきた《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》からの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》、《殴打頭蓋/Batterskull》の全てで一瞬で敗北することもあるし、一度動き出した《ルーンの母/Mother of Runes》を止める手段は、専用サイドとして《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》を取るか、あるいはもうちょっとマシに針の類を使うしかなく、あくまで悪くない止まり。《古えの遺恨/Ancient Grudge》の赤単で使えるVer. が出てくれないと完全に有利にはなりきらないなぁと感じた。
当然だが、コンボ戦ではこれらの火力は足を引っ張るので(先手かつ《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》が2枚とかあった上で火力を連打できれば速度勝ちできることがなくもない)、他のデルバー系に比して相性が悪くなっている。
ポイントC’:
これは使用感が素晴らしかった。特に対ミラクル戦ははっきりと相性がいいと感じたのはこのカードの力が大きい。このマッチでは受けに回る必要がなく、基本的にひたすら攻めに回っていればいいので(キレメンターを除き)火力は全て本体に撃ち込んでいい。これにより《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》が軽くなるのが早く、息切れしかけた所で3ドローしつつフィニッシャー級の生物が出てくるのは素晴らしい。このカードは複数枚引くと、カウンターされた場合を除き1枚以外が無駄になるのが難点だが、
「《渦まく知識/Brainstorm》で2枚目をトップに積み、1枚目で3ドローして後続を引き込んで連打」
という動きでこの問題を解決できる。軽減条件こそ探査よりも厳しいものの、追放する必要がないため連打が可能なこのカードの性質に本当に噛み合った動きで、このデッキ独自の強みと言える。
ただし問題点もあり、コンボ戦では基本的にサイドアウトせざるを得ない辛さがあるのと、前述通り、ドロー能力が《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》に完封されてしまう。また、場に出るまでに時間がかかるので《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》でディスカードさせられる。消耗戦においてカード4枚分になる圧倒的アドバンテージを買って使用しているのに、消耗戦をさせられる相手のうち最も多く居るデッキに対してあまり強く使えないのは辛い。
ポイントD’:
多分土地単相手には強くなっている。
問題はやはり4CやBUGコントロールで、これらのデッキ相手には《発展の代価/Price of Progress》の一撃圏内、だいたい8点位、までライフを削らせてもらえないことの方が多かった。
それに加えて、いわゆるアンフェア、コンボデッキにはほぼ全く効かないカードなのも痛い。スニークショーやANTには《不毛の大地/Wasteland》によるマナ拘束で開始ターンを遅らせる&相手を《目くらまし/Daze》や《呪文貫き/Spell Pierce》の圏内に留める戦略がそれなりに有効なので、そこが2マナ2~4点火力の《発展の代価/Price of Progress》になってしまっているこのデッキは対コンボで脆い。また、ダークデプスコンボにも不毛が無い分純粋に耐性が下がっている。
https://www.mtggoldfish.com/deck/899083#online
とりあえず使い始める前に、僕がこのデッキの構造上の利点だと思ったものは以下。
ポイントA:
2色に絞っているので基本土地を採用できる。従って《不毛の大地/Wasteland》に代表される土地嵌めに強い。
ポイントB:
デッキの構成的必然として、単体火力を多く採用している。つまり除去が多い。これにより、軽量クリーチャーを確実に除去できる。
ポイントC:
《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》により、デルバーデッキとしては珍しくアドバンテージを能動的に取れる。
ポイントD:
特殊地形対策が、《発展の代価/Price of Progress》で一撃!なので、1枚ずつ不毛の大地で止めるよりも効果が高い相手が存在するはず。
で、実際試してみるとどうだったかというと。
ポイントA’:
基本土地を採用しているので、デス&タックスや、土地単からのほぼロックと言えるレベルの土地嵌めは喰らいづらくなっている。BtBは問題ないし、月も島フェッチさえできていれば無視できる。
しかし、基本土地を採用しているが故に、島+ボルカや山+ボルカのような土地の並び方になってしまうことがしばしばあり、ボルカを1枚(2枚)割られただけで一瞬で色事故して敗北するケースが無視できないレベルで存在した。
特にデッキが停止する山+ボルカからボルカ破壊のパターン。それを回避するために土地を多く置かざるを得ず、不毛されなかった際はマナフラッド気味になる。
また、初手の土地が山だけの場合ほぼマリガン、島だけならとりあえず始めるが動くのは難しい、等不毛されなくても基本土地が原因となる色事故を起こしがちなので、土地の総数を絞りたくない。しかしそれは後半のマナフラ率と引き換えであって……とループする。
土地が多いデッキ(4C、BUGコン)で1枚ずつ基本土地が入っている例とはわけが違った。
青赤2色で基本土地をしっかり取るならば、
https://www.mtggoldfish.com/archetype/legacy-ur-49913#online
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を取り、重めに寄せた構築の方がデッキの矛盾が発生しづらいので良いのではないかなと感じた。まぁ、それはそれとしてこのデッキが良いデッキに見えるかというと首をかしげるのではあるが。なんでDaze残ってんの?Dazeと噛み合う感じのカードがデルバー4枚しか残ってないけれど。瞬唱入れるならなおのことDazeはNGで、《呪文貫き/Spell Pierce》や《狼狽の嵐/Flusterstorm》あたりを入れるべきでは。
青赤デルバーのマナベースの矛盾の問題を解決しようとしている意欲作はこれ。
https://www.mtggoldfish.com/deck/984710#online
島1山1ボルカ4、フェッチは山系も混ぜてあるのが特徴。
実際に青赤デルバーを使ってみて基本土地の弱さをしみじみ感じるまでは、1枚ずつではリシャポに耐性が無い&基本土地だけだとデッキの主砲、《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》が出ないのが気になる微妙なマナベースだと思っていたが、僕が気になった問題点を解決するアプローチだったのだろう。
デッキ構成の他の部分も結構好みなので、別の項目でまた細かく触れる予定。
ポイントB’:
蔓延する《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》や、《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》、言わずもがなの《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》、
さらには白系が使う《ルーンの母/Mother of Runes》や《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》等、即座に除去しないと負けに直結する軽量クリーチャーは環境に多い。
それらへの対処の確実性が増す単体除去多めの構成は魅力的に見えた。
実際はどうだったかというと、まず、デルバーと死儀礼を確実に焼けるのでグリデルには「それなりに」有利がついていたと思う。「それなりに」なのは、《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》が高速で出てくると対処が困難で一瞬で敗北することがしばしば、カラーパターン的に《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》はカウンター以外にどうやっても対処できないなど、簡単に負けるパターンもあるのであくまでそれなりに程度。
アンコウの方は、火力2連打で焼いてアドバンテージを《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》で補充というパターンがあるのでまだマシではある。ただ、基本土地できちんとマナが伸ばせる分、相手のソフトカウンターで対処されづらいのもあり、何度も言うが「それなりに」程度ではあれ、感触は悪くなかった。
一方、レオヴォルド系(4C, BUG)は、蓋を開けてみるとかなり厳しいゲームを強いられることになった。
やってみる前は、こんなデュアラン大量に並べないといけないデッキなら死儀礼焼いてちょっと削って《発展の代価/Price of Progress》で一撃だろ~~と思っていたが、やってみると綺麗に《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》で手札を刈り取られた後に悠々と出てくるレオヴォルドにより蓋をされて為す術なく敗北。
また、《悪意の大梟/Baleful Strix》が(最初は《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage》を採用していたのもあり)こちらの全てのクリーチャーに対して有効だったのも非常に厳しい。わずか2マナで雑に出すだけでニコイチを取られるようではゲームにならない。《粉々/Smash to Smithereens》を1枚サイドインするようにしたが、ドミナリア発売に伴うルール変更で「ジェイスについでに3点」ができなくなったのでこれも微妙に。
総じて、デルバーデッキなのに不毛を採用していないことの弱さが如実に出てしまったように思う。《目くらまし/Daze》がほぼ使えないレベルのカードと化すのが早すぎる。しかしスローゲームをやりだすと当然相手の方が圧倒的にアドバンテージ面では強いので、どうにもならない。
ハンデスからの消耗戦を戦うためのこちらの主砲、《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》はドロー能力をレオヴォルドに完封されてしまうだとか、《青霊破/Blue Elemental Blast》系が1枚採用されている+《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》でそれを使いまわしてくるだとかで、勝ちパターンに持ち込むのが難しかった。
BUG相手には、むしろ相手がたまたま不毛2枚を引いた時にポロッと色事故させられて負けることもある始末で「無理だわこれ」という感想になった。《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》がない分まだトップ勝負時になんとかなる気はするが、しかしこちらはその分序盤に撃たれるともっときつい《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》が多いわけで。
デス&タックス戦についてはそれなりに目論見通りに戦えたように思う。
しかし、クリーチャーサイズとカラーパターンの問題で、相手が雑に引いてきた《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》からの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》、《殴打頭蓋/Batterskull》の全てで一瞬で敗北することもあるし、一度動き出した《ルーンの母/Mother of Runes》を止める手段は、専用サイドとして《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》を取るか、あるいはもうちょっとマシに針の類を使うしかなく、あくまで悪くない止まり。《古えの遺恨/Ancient Grudge》の赤単で使えるVer. が出てくれないと完全に有利にはなりきらないなぁと感じた。
当然だが、コンボ戦ではこれらの火力は足を引っ張るので(先手かつ《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》が2枚とかあった上で火力を連打できれば速度勝ちできることがなくもない)、他のデルバー系に比して相性が悪くなっている。
ポイントC’:
これは使用感が素晴らしかった。特に対ミラクル戦ははっきりと相性がいいと感じたのはこのカードの力が大きい。このマッチでは受けに回る必要がなく、基本的にひたすら攻めに回っていればいいので(キレメンターを除き)火力は全て本体に撃ち込んでいい。これにより《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》が軽くなるのが早く、息切れしかけた所で3ドローしつつフィニッシャー級の生物が出てくるのは素晴らしい。このカードは複数枚引くと、カウンターされた場合を除き1枚以外が無駄になるのが難点だが、
「《渦まく知識/Brainstorm》で2枚目をトップに積み、1枚目で3ドローして後続を引き込んで連打」
という動きでこの問題を解決できる。軽減条件こそ探査よりも厳しいものの、追放する必要がないため連打が可能なこのカードの性質に本当に噛み合った動きで、このデッキ独自の強みと言える。
ただし問題点もあり、コンボ戦では基本的にサイドアウトせざるを得ない辛さがあるのと、前述通り、ドロー能力が《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》に完封されてしまう。また、場に出るまでに時間がかかるので《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》でディスカードさせられる。消耗戦においてカード4枚分になる圧倒的アドバンテージを買って使用しているのに、消耗戦をさせられる相手のうち最も多く居るデッキに対してあまり強く使えないのは辛い。
ポイントD’:
多分土地単相手には強くなっている。
問題はやはり4CやBUGコントロールで、これらのデッキ相手には《発展の代価/Price of Progress》の一撃圏内、だいたい8点位、までライフを削らせてもらえないことの方が多かった。
それに加えて、いわゆるアンフェア、コンボデッキにはほぼ全く効かないカードなのも痛い。スニークショーやANTには《不毛の大地/Wasteland》によるマナ拘束で開始ターンを遅らせる&相手を《目くらまし/Daze》や《呪文貫き/Spell Pierce》の圏内に留める戦略がそれなりに有効なので、そこが2マナ2~4点火力の《発展の代価/Price of Progress》になってしまっているこのデッキは対コンボで脆い。また、ダークデプスコンボにも不毛が無い分純粋に耐性が下がっている。
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