前置き:
親和に、エイトグ依存の激しい信奉者型が増えてきたことで、(リストを見て脳内で判断する限り)デルバー側から見て親和は勝ち目0のデッキではなくなった。

いやほんと無理だったんですよ4/4連打されると。《目くらまし/Daze》効きづらいからテンポ追いつける要素無いし、マナコスト高いから《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》効かないし。

で、だ。親和がそこまで苦手でもないなら、デルバーってストンピィさえなんとかできればかなりいけるんじゃないの、何しろ有象無象への強さは折り紙つきだ。

本題:

http://85160.diarynote.jp/201606090706414429/
祝・デルバー蹴落とし (ストンピィ対デルバー考)

以前この記事で考察した折、《目くらまし/Daze》を多めに積んだデルバーに対しては、ストンピィはそこまで有利でもないのでは?という結論になった。

では、対ストンピィをより強く意識したDaze入りデルバーなら互角かむしろデルバー側有利にすらなりうるのでは?ということで、結構前に組んだはいいものの親和に勝てないため放置されていたシークレットテック(笑)入りのデルバーを引っ張りだしてみた。

それがこれ。2回5-0したのに1回しか載らなかったけど。
https://www.mtggoldfish.com/deck/463529#online

ストンピィに2回当たって2回とも2-0で切った上での5-0なので、対ストンピィの大幅相性改善には自信を持っていいと思う。初動Archerされても勝てた。


デルバーが軽量ビートダウンに負けるのは、デルバー自身もテンポデッキなのに相手の方がより軽く作られていてボード負けするという構造上の問題であって、そうであれば相手にテンポ負けせずボードの均衡を維持するためのカードを採用すればいい。

Dazeや《変異原性の成長/Mutagenic Growth》は他デッキでも採用されているので語るまでもないが、100%オリジナルだと胸を張れるのが《引き揚げ/Withdraw》の採用だ。

ストンピィ、ゴブリン、RDWといった高速ビートダウン相手が綺麗に回っている時はデルバーは押し切られてしまうが、つまりそれはマナを使いきって展開しているということであるため、《引き揚げ/Withdraw》が2体バウンスとしてぶっ刺さる。



また、これらのデッキは1マナ(特にクリーチャー)が多いため、相手のクリーチャーをバウンスしつつ、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》を引っ掛けて回収、ニヤニヤしつつ構えるという動きはグロい強さを誇る。

これらの高速ビートは基本的にカードアドバンテージを取れないので、初速さえきちんと殺しきれれば、ゴーレムや忍者からのスプライト再利用など、ゲームの均衡をデルバー側に傾ける要素が多い。


以上、CM。



注意書き:

・このデッキの《断絶/Snap》は《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》では代用できない。前ケチって後者と組み合わせて使っていたが、勝ちきれず4-1止まりだったのはそのせいもあると思う。

・《引き揚げ/Withdraw》はバウンスとしては相当重たい部類に入るので、《目くらまし/Daze》と組み合わせて使うことを推奨。

・《引き揚げ/Withdraw》はどう頑張ってもメイン3枚以上入れると持て余す、4枚とか論外。サイドを2枚に増やすのは大いにありだと思うが、やってることは結局バウンスなので、素で使うとカードアドバンテージを失うことは間違いなく、過度な期待は禁物。2体戻して時間を稼いでる間に空から殴ってナンボ。

・《引き揚げ/Withdraw》の強い要素は親和相手には全て無効化されてしまうので当たったらサイドアウト。

・《引き揚げ/Withdraw》は必ず2体のクリーチャーを対象に要求するので、相手の1枚のブロッカーを排除して攻撃しようと思うと3マナかかるゲロ弱スペルになるし、除去コン相手に自分のクリーチャーを救う用途には全く向かない。全体除去に対応して2体回収できるとか、2体並んだ所で布告を打たれても大丈夫!とかはってのはあくまで夢に過ぎない。

コメント

mw

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索