青白ニヴデルバー Ver.4
https://www.mtggoldfish.com/deck/1571947#online
Ver.5 (サイドのカラカス1枚がサージカルに入れ替わった)
https://www.mtggoldfish.com/deck/1611973#online
戦績は画像にて。上がVer4以降の切り取り。
DNの画質があまりに酷いので、とりあえずtwitterで添付した。良ければご参照を。
https://twitter.com/mw_94gA/status/1094195527393005568
一応比較用に抜き出しておくと、
と、構成に大した変更がないメインの勝率はほぼ差が無い一方で、サイド勝率は6%上昇している。これが運の範疇なのかは今後も継続して記録していくことでしか測れないが、《大変動/Cataclysm》の感触は中々良いので実際に良くなっているのだと思いたい所。以下の個別マッチアップについてでは一応メインの勝率も記載しておくが、多分運の範疇。
■奇跡 (6/10, 全体14/23)
感想:辛勝か完敗のどちらかなので数字はともかく相性的には互角かやや不利程度なのではないだろうか。
Ver4以降:メイン50%、サイド64%
Ver3以前:メイン62%、サイド53%
突き刺すタイミングさえ適切ならば大変動は劇的な効果を発揮する(《冬の宝珠/Winter Orb》と違い、ジェイスやメンターが着地してトークンも出ている等の敗勢を覆せる可能性がある)のもあり、以前は苦しかったサイド後の相性が改善しているように感じる。とは言えベースが有利なのかと言われるとそんなわけもないので限界はありそう。
サイド変更
out:
《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》 2
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 2-4
《不毛の大地/Wasteland》 2-4
《意志の力/Force of Will》 先手時1?
《目くらまし/Daze》 後手時1?
in
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
《大変動/Cataclysm》 2
《翻弄する魔道士/Meddling Mage》 2
《安らかなる眠り/Rest in Peace》 上限1 (《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》型ではないという確信があれば不要)
《真髄の針/Pithing Needle》
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》 (個人的にはRiPとの共存は気にしてない)
《解呪/Disenchant》 1?
《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》1?
《カラカス/Karakas》1
*G2で青白2色だと確信を持った場合、不毛を0にして、まず間違いなく入ってくる《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》への疑似除去とマナ量の補正を兼ねて入れる。
?がついているのはそれが良いかどうか自信を持っていない部分。十手アウトはまだ実際に試してはいない。メンターや瞬唱ブロックへの対抗策としてありといえばあり、引いた時邪魔、装備が解呪で壊されるから多めに欲しい、等が悩む要素。
明確な理由は不明なものの、Ver4でのサイド後戦績が先手3-3、後手6-2と顕著に後手の方が良く、Ver3以前でもその傾向(先手4-5、後手6-4)がある。アドバンテージがあるとは言え《目くらまし/Daze》が腐りやすくなる後手の方が有利なのかと言われるとかなり怪しい気がするが、数字的にはそうなっている。
■グリデル (4/7、全体9/15)
感想: その5の記事の時点から進展なし。いくつかある明確な勝ちパターンを押し付けられるかという勝負。サイド後の後手を改善できる何かが見つかればはっきり有利だが、見つかれば苦労しないでしょというのが現状。
Ver4以降:メイン57%、サイド67%
Ver3以前:メイン75%、サイド57%
out:《意志の力/Force of Will》4
in:《流刑への道/Path to Exile》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《カラカス/Karakas》、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》?
《安らかなる眠り/Rest in Peace》は入れるべきかどうかよくわからない。置けさえすれば《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》と全てのアンコウを1枚で対処できるため、後引きの弱さに目をつぶって入れてもいい気はしている。
マナスクリューは即負けに繋がるので、カラカスをただの土地として入れる。FoWを少量残すよりもこちらの方が有効では?と感じたため、不毛の大地入りのテンポ系には共通してサイドインしている。
剣はなんとも言い難いが、巨大ニヴメイガスやバターの攻撃を宿敵に邪魔されずに通せるのは魅力。
後手でも大筋このサイド(時々1枚DazeとFoWを入れ替えたりはする)にしているが、メイン先手4/5、後手6/10、サイド先手7/8、後手7/15と、先手時のかなりの勝率と異なり、サイド後手では特に苦戦している。正直「テンポミラーで後手不利なのは当たり前だろ」と思うが、サイドボーディング、プレイングが適切ではない可能性もある。ということでサイドの後手時はプレイングを意識して変えてみようと思いはしたものの、そこからは何故か当たらなくなったのでまだ試せていない。
■ANT (2/5、全体10/17)
感想:負け越しに転じてしまった。メインが明確に不利で、かつ構成上改善する見込みは無いためもう少しサイドが欲しい気はする。
out:《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》 他不要そうなもの
in:《カラカス/Karakas》 他必要そうなもの、現状は《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》、墓地対策×3、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》の合計7枚。
平地をサーチしてくる可能性は全くなく、白マナを《カラカス/Karakas》で供給できれば《虐殺/Massacre》の条件を満たさないで済む可能性があるので入れ替える。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》はこちらの墓地対策と相性が悪いが気にせず入れていいと思う。《狼狽の嵐/Flusterstorm》が多い都合上、ハンデスに対応して瞬唱で墓地のフラスターにFBを付与し、最後のストームまで温存してそのターンを凌ぐという、
ミラクルテクニック集100
https://bokuoomtg.diarynote.jp/201811070128556808/
で紹介されていた小技と相性がいい。これで実際拾って感動したマッチがある。
《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》はどうせ入っていても1枚程度で、最速でないなら十手での除去が間に合ったりもするので個人的には《剣を鍬に/Swords to Plowshares》は全て抜いているのだが、そうするとANT相手のサイド後なのにクリーチャーが多くてどうなんだこれという気も。サイドカードがもう少しあった方がいいんだろうか?
相手によってはサイドカードを使うためにサイド後はデュアランを大量に展開してくるので、そういう人になら《不毛の大地/Wasteland》は全て残して良い気はする。
■赤黒リアニ (5/5、全体9/13)
感想:当然ながらサイドカードを何枚取るかで決まる。Ver5で《外科的摘出/Surgical Extraction》を1枚取って墓地対策を3枚に増やしたためはっきり勝ちやすくなった。
out:石鍛冶パッケージ、《不毛の大地/Wasteland》
in:必要そうなもの
どちらも弱いがブルーカウントになる方がまだマシなので、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》を《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》関係よりも優先して残している。通常の青白デルバーだと石鍛冶抜きではクロックが細すぎてこの種のサイドが難しいが、ニヴメイガスの打撃力に期待できるため嵩張る石鍛冶パッケージをサイドアウトできるのは青白にニヴメイガスを採用するメリットと言えると感じている。
■エルフ (1/4、全体3/9)
感想:とても辛い。この手のデッキに強いはずの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》は速度的に後手だとまず間に合わないという致命的な問題がある。先手ですら怪しい。
新加入した《大変動/Cataclysm》は明確に有効でこれで取ったマッチも実際あるのだが、そもそも引かない、4マナ出せない、相手が早くて間に合わない、等で関係なく負けることもあるので、これの採用でイージーウィン!とまではいかない。
サイドインしたいカードが《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《大変動/Cataclysm》、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《真髄の針/Pithing Needle》、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》、と多いので何を抜くべきかが難しい。
まずは《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》が何の役にも立たないので抜ける。次に殴打頭蓋が、サーチすることがまずない上に、絆魂も虫やレインジャーで無効化されがちなため抜ける。
《議会の採決/Council’s Judgment》は《窒息/Choke》への対策に実質的になっていない(窒息を出された後にこれはまずキャストできない)ので抜いても良い気はするが、虫に邪魔されない点が貴重なのと、とにかく除去ではあるのであえて抜くほどかというものも。
《目くらまし/Daze》は抜くのが普通ということになっているが、実際抜くと相手の圧倒的テンポに押されてそのまま負けてしまうことも多い。先手なら多少残していてもいいのではと思う。相手も基本的に抜いてると思ってるのでケアしてこない。
4枚あっても使い切るのが難しいので実は《狼狽の嵐/Flusterstorm》は1枚か2枚減らすべきでは?という気もするが、流石にどうなんだそれという思いも。《不毛の大地/Wasteland》は大変動のマナへの到達と、《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》や、《Bayou》を破壊して十手の破壊を抑止できるのは重要なのでできれば残したい。
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》は一応除去ではある、殴打頭蓋が抜けるものの十手は有効なので4枚残る石鍛冶で装備をサーチできなくなると辛い、十手が壊されることも多い、という理由で入れている。
■4Cローム(4/4、全体5/5)
感想:チャリスに対して石鍛冶が耐性があり、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》の枚数が多いことと基本土地を並べられることで、デルバー系としてはかなりロームに対して相性がいい方だと考えられる。
out:《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》、《狼狽の嵐/Flusterstorm》
in:チャリス対策、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《安らかなる眠り/Rest in Peace》、《外科的摘出/Surgical Extraction》?《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》?
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を少し減らすのもあり。剣は十手と入れ替えるべきか追加するべきか悩んでいる。《解呪/Disenchant》は《虚空の杯/Chalice of the Void》を無視して《森の知恵/Sylvan Library》を壊すシーンもそれなりにある。
■赤単プリズン(2/2、全体6/11)
out:《狼狽の嵐/Flusterstorm》2枚、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》1枚?《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を1枚抜く、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を抜く等。
in:チャリス対策3枚、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
白白が怪しい《議会の採決/Council’s Judgment》だが、一応抜かない方がいいだろうと思っている。《狼狽の嵐/Flusterstorm》は《焦熱の合流点/Fiery Confluence》、《削剥/Abrade》への対策と、最悪ニヴメイガスの強化に使えるので2枚位残してもいいと思うが、トップから引いてしまうと辛いので完全に抜いてしまってもいいかも知れない。その場合は全体除去での壊滅を防ぐために《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》はあるだけ全てデッキに残しておきたい。
UUが怪しいのは確かだが、宿敵は絶対に除去されず、かつ8ラブルを完封できるので出せさえすれば非常に強い。
白状しておくと、見た目は互角なものの、これは驚異のダイス勝率(12/13)に支えられた結果であるため、実際はやはり不利なはず。
■今後の改造案等
エルフ相手にはメインに十手があろうがかなり勝ちづらいことと、デスタクに当たる頻度が下がったことを受けるならば、いっそのことメインの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》に入れ替えてしまうという案はある。コントロール(特に奇跡)相手にははっきりとこちらの方が強く、割られにくいG1でこれを使えればイージーウィンしやすい。
ただしテンポ相手にはライフを支えられて、軽いのでカウンターされづらく、かつ除去として融通が効く十手の方が相対的にいい。
また、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》を4枚にしない等の変更を加える場合、攻撃がそもそも通せない可能性があるので、総合するとメインは十手の方が無難だろう。
サイド用タッチカラー
・1枚《Volcanic Island》を取ってサイドに《紅蓮破/Pyroblast》
・1枚《Underground Sea》を取ってサイドに《思考囲い/Thoughtseize》、《苦花/Bitterblossom》
同類の案なのでまとめて。《紅蓮破/Pyroblast》が強い理由はレガシー環境に存在する幅広い相手に効くことだが、流石に《Volcanic Island》1枚だけ、しかもデッキ構成上、実際に使う瞬間までフェッチランドを温存しておくプレイングは不可能、という条件ではデルバー相手に《紅蓮破/Pyroblast》を入れたくない。この点が気になって試していない。
このタイプのサイドならば、その5でも軽く触れたが、対コントロールサイドとして優秀な《苦花/Bitterblossom》と、対コンボに《思考囲い/Thoughtseize》を取れるt黒の方が良いと思う。これらは基本的に不毛を使ってこない相手にしかサイドインしないので。ただし奇跡は《解呪/Disenchant》をサイドインしてくるので1枚で勝ちとまではいかないことと、グリコンに当たる頻度の減少とにより実際に試していない。
■余談 (MOのリーグでもし使うなら)
最初は単純に冠雪土地に愛着があるのでこれにしただけだったが、最近の青白石鍛冶の隆盛を受けてリストを比較してみた所、メインで共通するカードが基本土地抜きで35枚程あることが分かった。
青白石鍛冶サンプルリスト
https://www.mtggoldfish.com/deck/1611987#online
つまり基本土地を通常の島と平地にすると場合により40枚以上が共通する可能性があり、5-0リストの掲載で普通の青白石鍛冶と競合する。とても好きな基本土地がある、掲載に全く興味がない、という人は別に気にしなくていい話だが、個人的には折角勝ったなら記録が残った方が嬉しいので、冠雪土地を使う方がお得かなと思う。
https://www.mtggoldfish.com/deck/1571947#online
Ver.5 (サイドのカラカス1枚がサージカルに入れ替わった)
https://www.mtggoldfish.com/deck/1611973#online
戦績は画像にて。上がVer4以降の切り取り。
DNの画質があまりに酷いので、とりあえずtwitterで添付した。良ければご参照を。
https://twitter.com/mw_94gA/status/1094195527393005568
一応比較用に抜き出しておくと、
Ver.4以降:85/121 (70%)、メイン55%, サイド68%
全体:206/ 319(65%)、メイン54%、サイド64%
Ver.3 以前:121/198(61%)、メイン54%、サイド62%
と、構成に大した変更がないメインの勝率はほぼ差が無い一方で、サイド勝率は6%上昇している。これが運の範疇なのかは今後も継続して記録していくことでしか測れないが、《大変動/Cataclysm》の感触は中々良いので実際に良くなっているのだと思いたい所。以下の個別マッチアップについてでは一応メインの勝率も記載しておくが、多分運の範疇。
■奇跡 (6/10, 全体14/23)
感想:辛勝か完敗のどちらかなので数字はともかく相性的には互角かやや不利程度なのではないだろうか。
Ver4以降:メイン50%、サイド64%
Ver3以前:メイン62%、サイド53%
突き刺すタイミングさえ適切ならば大変動は劇的な効果を発揮する(《冬の宝珠/Winter Orb》と違い、ジェイスやメンターが着地してトークンも出ている等の敗勢を覆せる可能性がある)のもあり、以前は苦しかったサイド後の相性が改善しているように感じる。とは言えベースが有利なのかと言われるとそんなわけもないので限界はありそう。
サイド変更
out:
《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》 2
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 2-4
《不毛の大地/Wasteland》 2-4
《意志の力/Force of Will》 先手時1?
《目くらまし/Daze》 後手時1?
in
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
《大変動/Cataclysm》 2
《翻弄する魔道士/Meddling Mage》 2
《安らかなる眠り/Rest in Peace》 上限1 (《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》型ではないという確信があれば不要)
《真髄の針/Pithing Needle》
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》 (個人的にはRiPとの共存は気にしてない)
《解呪/Disenchant》 1?
《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》1?
《カラカス/Karakas》1
*G2で青白2色だと確信を持った場合、不毛を0にして、まず間違いなく入ってくる《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》への疑似除去とマナ量の補正を兼ねて入れる。
?がついているのはそれが良いかどうか自信を持っていない部分。十手アウトはまだ実際に試してはいない。メンターや瞬唱ブロックへの対抗策としてありといえばあり、引いた時邪魔、装備が解呪で壊されるから多めに欲しい、等が悩む要素。
明確な理由は不明なものの、Ver4でのサイド後戦績が先手3-3、後手6-2と顕著に後手の方が良く、Ver3以前でもその傾向(先手4-5、後手6-4)がある。アドバンテージがあるとは言え《目くらまし/Daze》が腐りやすくなる後手の方が有利なのかと言われるとかなり怪しい気がするが、数字的にはそうなっている。
■グリデル (4/7、全体9/15)
感想: その5の記事の時点から進展なし。いくつかある明確な勝ちパターンを押し付けられるかという勝負。サイド後の後手を改善できる何かが見つかればはっきり有利だが、見つかれば苦労しないでしょというのが現状。
Ver4以降:メイン57%、サイド67%
Ver3以前:メイン75%、サイド57%
out:《意志の力/Force of Will》4
in:《流刑への道/Path to Exile》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《カラカス/Karakas》、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》?
《安らかなる眠り/Rest in Peace》は入れるべきかどうかよくわからない。置けさえすれば《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》と全てのアンコウを1枚で対処できるため、後引きの弱さに目をつぶって入れてもいい気はしている。
マナスクリューは即負けに繋がるので、カラカスをただの土地として入れる。FoWを少量残すよりもこちらの方が有効では?と感じたため、不毛の大地入りのテンポ系には共通してサイドインしている。
剣はなんとも言い難いが、巨大ニヴメイガスやバターの攻撃を宿敵に邪魔されずに通せるのは魅力。
後手でも大筋このサイド(時々1枚DazeとFoWを入れ替えたりはする)にしているが、メイン先手4/5、後手6/10、サイド先手7/8、後手7/15と、先手時のかなりの勝率と異なり、サイド後手では特に苦戦している。正直「テンポミラーで後手不利なのは当たり前だろ」と思うが、サイドボーディング、プレイングが適切ではない可能性もある。ということでサイドの後手時はプレイングを意識して変えてみようと思いはしたものの、そこからは何故か当たらなくなったのでまだ試せていない。
■ANT (2/5、全体10/17)
感想:負け越しに転じてしまった。メインが明確に不利で、かつ構成上改善する見込みは無いためもう少しサイドが欲しい気はする。
out:《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》 他不要そうなもの
in:《カラカス/Karakas》 他必要そうなもの、現状は《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》、墓地対策×3、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》の合計7枚。
平地をサーチしてくる可能性は全くなく、白マナを《カラカス/Karakas》で供給できれば《虐殺/Massacre》の条件を満たさないで済む可能性があるので入れ替える。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》はこちらの墓地対策と相性が悪いが気にせず入れていいと思う。《狼狽の嵐/Flusterstorm》が多い都合上、ハンデスに対応して瞬唱で墓地のフラスターにFBを付与し、最後のストームまで温存してそのターンを凌ぐという、
ミラクルテクニック集100
https://bokuoomtg.diarynote.jp/201811070128556808/
で紹介されていた小技と相性がいい。これで実際拾って感動したマッチがある。
《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》はどうせ入っていても1枚程度で、最速でないなら十手での除去が間に合ったりもするので個人的には《剣を鍬に/Swords to Plowshares》は全て抜いているのだが、そうするとANT相手のサイド後なのにクリーチャーが多くてどうなんだこれという気も。サイドカードがもう少しあった方がいいんだろうか?
相手によってはサイドカードを使うためにサイド後はデュアランを大量に展開してくるので、そういう人になら《不毛の大地/Wasteland》は全て残して良い気はする。
■赤黒リアニ (5/5、全体9/13)
感想:当然ながらサイドカードを何枚取るかで決まる。Ver5で《外科的摘出/Surgical Extraction》を1枚取って墓地対策を3枚に増やしたためはっきり勝ちやすくなった。
out:石鍛冶パッケージ、《不毛の大地/Wasteland》
in:必要そうなもの
どちらも弱いがブルーカウントになる方がまだマシなので、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》を《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》関係よりも優先して残している。通常の青白デルバーだと石鍛冶抜きではクロックが細すぎてこの種のサイドが難しいが、ニヴメイガスの打撃力に期待できるため嵩張る石鍛冶パッケージをサイドアウトできるのは青白にニヴメイガスを採用するメリットと言えると感じている。
■エルフ (1/4、全体3/9)
感想:とても辛い。この手のデッキに強いはずの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》は速度的に後手だとまず間に合わないという致命的な問題がある。先手ですら怪しい。
新加入した《大変動/Cataclysm》は明確に有効でこれで取ったマッチも実際あるのだが、そもそも引かない、4マナ出せない、相手が早くて間に合わない、等で関係なく負けることもあるので、これの採用でイージーウィン!とまではいかない。
サイドインしたいカードが《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《大変動/Cataclysm》、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《真髄の針/Pithing Needle》、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》、と多いので何を抜くべきかが難しい。
まずは《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》が何の役にも立たないので抜ける。次に殴打頭蓋が、サーチすることがまずない上に、絆魂も虫やレインジャーで無効化されがちなため抜ける。
《議会の採決/Council’s Judgment》は《窒息/Choke》への対策に実質的になっていない(窒息を出された後にこれはまずキャストできない)ので抜いても良い気はするが、虫に邪魔されない点が貴重なのと、とにかく除去ではあるのであえて抜くほどかというものも。
《目くらまし/Daze》は抜くのが普通ということになっているが、実際抜くと相手の圧倒的テンポに押されてそのまま負けてしまうことも多い。先手なら多少残していてもいいのではと思う。相手も基本的に抜いてると思ってるのでケアしてこない。
4枚あっても使い切るのが難しいので実は《狼狽の嵐/Flusterstorm》は1枚か2枚減らすべきでは?という気もするが、流石にどうなんだそれという思いも。《不毛の大地/Wasteland》は大変動のマナへの到達と、《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》や、《Bayou》を破壊して十手の破壊を抑止できるのは重要なのでできれば残したい。
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》は一応除去ではある、殴打頭蓋が抜けるものの十手は有効なので4枚残る石鍛冶で装備をサーチできなくなると辛い、十手が壊されることも多い、という理由で入れている。
■4Cローム(4/4、全体5/5)
感想:チャリスに対して石鍛冶が耐性があり、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》の枚数が多いことと基本土地を並べられることで、デルバー系としてはかなりロームに対して相性がいい方だと考えられる。
out:《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》、《狼狽の嵐/Flusterstorm》
in:チャリス対策、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《安らかなる眠り/Rest in Peace》、《外科的摘出/Surgical Extraction》?《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》?
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を少し減らすのもあり。剣は十手と入れ替えるべきか追加するべきか悩んでいる。《解呪/Disenchant》は《虚空の杯/Chalice of the Void》を無視して《森の知恵/Sylvan Library》を壊すシーンもそれなりにある。
■赤単プリズン(2/2、全体6/11)
out:《狼狽の嵐/Flusterstorm》2枚、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》1枚?《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を1枚抜く、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を抜く等。
in:チャリス対策3枚、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
白白が怪しい《議会の採決/Council’s Judgment》だが、一応抜かない方がいいだろうと思っている。《狼狽の嵐/Flusterstorm》は《焦熱の合流点/Fiery Confluence》、《削剥/Abrade》への対策と、最悪ニヴメイガスの強化に使えるので2枚位残してもいいと思うが、トップから引いてしまうと辛いので完全に抜いてしまってもいいかも知れない。その場合は全体除去での壊滅を防ぐために《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》はあるだけ全てデッキに残しておきたい。
UUが怪しいのは確かだが、宿敵は絶対に除去されず、かつ8ラブルを完封できるので出せさえすれば非常に強い。
白状しておくと、見た目は互角なものの、これは驚異のダイス勝率(12/13)に支えられた結果であるため、実際はやはり不利なはず。
■今後の改造案等
エルフ相手にはメインに十手があろうがかなり勝ちづらいことと、デスタクに当たる頻度が下がったことを受けるならば、いっそのことメインの《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》に入れ替えてしまうという案はある。コントロール(特に奇跡)相手にははっきりとこちらの方が強く、割られにくいG1でこれを使えればイージーウィンしやすい。
ただしテンポ相手にはライフを支えられて、軽いのでカウンターされづらく、かつ除去として融通が効く十手の方が相対的にいい。
また、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》を4枚にしない等の変更を加える場合、攻撃がそもそも通せない可能性があるので、総合するとメインは十手の方が無難だろう。
サイド用タッチカラー
・1枚《Volcanic Island》を取ってサイドに《紅蓮破/Pyroblast》
・1枚《Underground Sea》を取ってサイドに《思考囲い/Thoughtseize》、《苦花/Bitterblossom》
同類の案なのでまとめて。《紅蓮破/Pyroblast》が強い理由はレガシー環境に存在する幅広い相手に効くことだが、流石に《Volcanic Island》1枚だけ、しかもデッキ構成上、実際に使う瞬間までフェッチランドを温存しておくプレイングは不可能、という条件ではデルバー相手に《紅蓮破/Pyroblast》を入れたくない。この点が気になって試していない。
このタイプのサイドならば、その5でも軽く触れたが、対コントロールサイドとして優秀な《苦花/Bitterblossom》と、対コンボに《思考囲い/Thoughtseize》を取れるt黒の方が良いと思う。これらは基本的に不毛を使ってこない相手にしかサイドインしないので。ただし奇跡は《解呪/Disenchant》をサイドインしてくるので1枚で勝ちとまではいかないことと、グリコンに当たる頻度の減少とにより実際に試していない。
■余談 (MOのリーグでもし使うなら)
最初は単純に冠雪土地に愛着があるのでこれにしただけだったが、最近の青白石鍛冶の隆盛を受けてリストを比較してみた所、メインで共通するカードが基本土地抜きで35枚程あることが分かった。
青白石鍛冶サンプルリスト
https://www.mtggoldfish.com/deck/1611987#online
つまり基本土地を通常の島と平地にすると場合により40枚以上が共通する可能性があり、5-0リストの掲載で普通の青白石鍛冶と競合する。とても好きな基本土地がある、掲載に全く興味がない、という人は別に気にしなくていい話だが、個人的には折角勝ったなら記録が残った方が嬉しいので、冠雪土地を使う方がお得かなと思う。
コメント