《火+氷/Fire+Ice》は氷雪デルバーに入るか
2018年11月22日 Pauper コメント (2)少なくとも自分は使おうとは思わない。以下がその理由だ。
①Iceが弱い
①-A:相手のクリーチャーをタップ
氷雪デルバーはPauper最強の単体除去である《雪崩し/Skred》をフルに使えるという点を強みとするデッキであり、このカードで焼けないカードは
・早期のタフ4オーバー
・呪禁
・プロ赤
・《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
に限られる。見てわかるがあまり出てくるものではない。これらが少ないからこそ氷雪は強い。そして呪禁もプロ赤も結局Iceではどうにもならないことに変わりはなく、早期のファッティをタップで1ターン誤魔化してもすぐに限界が来る。
理想で言うならばタップで押し留めている間に飛行で殴りきってしまうのがいいが、つまりそれはクリーチャー部分には手を付けないという制約を課しつつこのカードを採用するという意味になる。この点については《火/Fire》について述べる②で説明する。
①-B:相手の土地をタップ
氷雪のマナ基盤で、「4マナ構えて相手ターンを迎えたがカウンターが1枚しかないので相手の土地を1枚タップして行動回数を減らしてなんとかする」なんてことがあるだろうか?お互いマナが余り気味になった終盤にしか4マナ構えて~という状況にはならないので、その1マナが響くシナリオは非現実的。
②Fireが弱い
既存の除去2種の枠に入れる場合、環境最高峰の1マナ除去を2種類使えるのが強みのデッキの除去を《双雷弾/Twin Bolt》に入れ替えてどうする?という問題が発生する。
仮に除去を減らさずにこれを採用する場合、前述したIceのタップモードとの兼ね合いを考えるとクリーチャーは減らせない、1マナドロー枠は半分マナベースのようなものなのでここを大幅にいじるのは難しい、となるとカウンターしか減らしていい場所が無い。
しかし、カウンターはそもそもIceでタップにより処理する他ないようなファッティが誕生してしまうのを阻止するのが重要な役割の一つである。かかるマナが同じで、より汎用性が高い《対抗呪文/Counterspell》を犠牲にしてまで振り分け火力を採用したいだろうか。
①、②から、氷雪ではどちらのモードも弱いので入らない。
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これだけでは内容が薄いので、ならばどんなデッキなら入るのかと考えてみよう。ざっくり2種類の候補が挙げられる。
・元々振り分け火力が入っているデッキ
・氷を強く使えるデッキ
前者は
https://www.mtggoldfish.com/deck/1466880#online
や
https://www.mtggoldfish.com/deck/551549#online
のような青赤コントロール。ただしこれらで使っても《氷/Ice》が弱いので、入っても1枚程度だろう。t黒してチェイナーの布告をを入れる場合のみ、火の割り振りと氷での時間稼ぎの両面に旨味が出るので複数枚使われるかもしれない。
後者はどんなデッキなのかと考えると、相手エンド時に土地を寝かせて隙を強引に作り、返しのターンにゲームを決定づけるビッグアクションを行うことができるデッキがイメージできる。これに該当しうるデッキはトロン(青赤ベース)とウィーゼロックスだ。
ウィーゼロックスについては、今度は火の側があまり強くない気がする上に重たいのでこれも入っても1枚だろうが、トロンはゲームが長引けばほぼ間違いなく勝者になれるデッキであることも考えると、2ターン目に適当に相手の土地をタップしてドローを進めるだけですら強い可能性がある。
したがって、1枚と言わず2枚3枚入って来ても全くおかしくはないと思う。この点をより推し進めて考えるならば、真に福音を得たのは青赤ベースではないトロンかもしれないが、トロンは専門ではなく、具体的にデッキリストにすることができないのでこの辺で。
①Iceが弱い
①-A:相手のクリーチャーをタップ
氷雪デルバーはPauper最強の単体除去である《雪崩し/Skred》をフルに使えるという点を強みとするデッキであり、このカードで焼けないカードは
・早期のタフ4オーバー
・呪禁
・プロ赤
・《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
に限られる。見てわかるがあまり出てくるものではない。これらが少ないからこそ氷雪は強い。そして呪禁もプロ赤も結局Iceではどうにもならないことに変わりはなく、早期のファッティをタップで1ターン誤魔化してもすぐに限界が来る。
理想で言うならばタップで押し留めている間に飛行で殴りきってしまうのがいいが、つまりそれはクリーチャー部分には手を付けないという制約を課しつつこのカードを採用するという意味になる。この点については《火/Fire》について述べる②で説明する。
①-B:相手の土地をタップ
氷雪のマナ基盤で、「4マナ構えて相手ターンを迎えたがカウンターが1枚しかないので相手の土地を1枚タップして行動回数を減らしてなんとかする」なんてことがあるだろうか?お互いマナが余り気味になった終盤にしか4マナ構えて~という状況にはならないので、その1マナが響くシナリオは非現実的。
②Fireが弱い
既存の除去2種の枠に入れる場合、環境最高峰の1マナ除去を2種類使えるのが強みのデッキの除去を《双雷弾/Twin Bolt》に入れ替えてどうする?という問題が発生する。
仮に除去を減らさずにこれを採用する場合、前述したIceのタップモードとの兼ね合いを考えるとクリーチャーは減らせない、1マナドロー枠は半分マナベースのようなものなのでここを大幅にいじるのは難しい、となるとカウンターしか減らしていい場所が無い。
しかし、カウンターはそもそもIceでタップにより処理する他ないようなファッティが誕生してしまうのを阻止するのが重要な役割の一つである。かかるマナが同じで、より汎用性が高い《対抗呪文/Counterspell》を犠牲にしてまで振り分け火力を採用したいだろうか。
①、②から、氷雪ではどちらのモードも弱いので入らない。
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これだけでは内容が薄いので、ならばどんなデッキなら入るのかと考えてみよう。ざっくり2種類の候補が挙げられる。
・元々振り分け火力が入っているデッキ
・氷を強く使えるデッキ
前者は
https://www.mtggoldfish.com/deck/1466880#online
や
https://www.mtggoldfish.com/deck/551549#online
のような青赤コントロール。ただしこれらで使っても《氷/Ice》が弱いので、入っても1枚程度だろう。t黒してチェイナーの布告をを入れる場合のみ、火の割り振りと氷での時間稼ぎの両面に旨味が出るので複数枚使われるかもしれない。
後者はどんなデッキなのかと考えると、相手エンド時に土地を寝かせて隙を強引に作り、返しのターンにゲームを決定づけるビッグアクションを行うことができるデッキがイメージできる。これに該当しうるデッキはトロン(青赤ベース)とウィーゼロックスだ。
ウィーゼロックスについては、今度は火の側があまり強くない気がする上に重たいのでこれも入っても1枚だろうが、トロンはゲームが長引けばほぼ間違いなく勝者になれるデッキであることも考えると、2ターン目に適当に相手の土地をタップしてドローを進めるだけですら強い可能性がある。
したがって、1枚と言わず2枚3枚入って来ても全くおかしくはないと思う。この点をより推し進めて考えるならば、真に福音を得たのは青赤ベースではないトロンかもしれないが、トロンは専門ではなく、具体的にデッキリストにすることができないのでこの辺で。
コメント
Electrickeryは対象が全体だからといって1:3交換なんてことはほとんど有り得ませんが
①対象をとらないので呪禁を流せる可能性がある
②いざとなれば1マナで撃てる
の2点で明確に勝ってますね。
2マナ構え続けるのが難しい氷雪にとっては特に②が最重要。
採用するのはIceの使い道があるウィーゼロ(擬似1マナキャントリップとして呪文カウント稼ぐ、ブロッカー排除)かトロンでしょうか。